NECソフトは2004年9月上旬に,Windowsパソコン用の情報漏えい対策ソフト「pointsec」の新バージョンの販売を開始する。pointsecは,ハードディスクの内容を256ビット長の共通鍵暗号で暗号化することにより,パソコンが紛失したり,盗難にあった場合でも第三者が情報を読めないようにするソフト。新バージョンでは,USBメモリーやフロッピ・ディスクなどの外部メディアや指定したフォルダに対する自動暗号機能を追加する。

 pointsecの認証は,Windows起動時や,スクリーン・セーバー起動時の再ログイン時などに行う。新機能である外部メディアに対する自動暗号化機能では,ファイル単位ではなく,USBメモリーやフロッピディスクといったメディア全体を暗号化の対象にできる。ファイルを指定メディアに格納すると同時に,ファイルの内容を自動的に暗号化するので,暗号化し忘れるといったことがなくなる。フォルダに対する自動暗号化機能も同様で,ファイルを指定フォルダに格納すると同時に自動的に暗号化する。

 動作OSはWindows 2000/XPで,対応ファイル・システムはFAT,FAT32,NTFS。価格は,利用者20ライセンス分を含む「PMEスタートパック20」が20万7900円(税込)など。pointsecは2000年6月の発売以来,約6万ライセンスの販売実績がある。

(日経ソフトウエア)