テクノロジックアートは4月14日,米FoundataoのUML(Unified Modeling Language)モデリング・ツールの新版「Pattern Weaver 1.2」を発表,出荷を開始した。従来版に比べて,チャート作成や印刷/出力関連の機能を強化した。価格は8万4000円(税込)。無償で利用可能なコミュニティ版も提供する。

 チャート作成関連では,ユースケース記述やロバストネス図描画などの機能を強化した。ユースケース図については,ユースケース記述用プロファイルを標準搭載したほか,Pattern WeaverからExcelを起動してExcel上でユースケース記述を編集できるようになった。印刷出力関連では,図をPDF(Portable Document Format)形式で出力する際に,任意のヘッダーやフッターを付けたり,最大A0判までの任意の用紙サイズを指定できるようにした。PDFの出力速度は従来版に比べて約10倍高速になったという。

 無償で利用できる機能制限版Pattern Weaver 1.2 Community Edition(Windows用のみ)は,同社のWebサイトからダウンロードできる。。製品版との違いは,Pattern Weaverで出力する画像などにPattern Weaverのクレジット表示が挿入されることや,利用できないプラグインがあることなど。

 Java 1.1以降の環境で動作する。テクノロジックアートでサポートするプラットフォームは,Windows NT Workstation 4.0(SP6a),Windows 2000 Professional,Windows XP,Mac OS 9.1以降,Mac OS X(10.2以降)のみ。

(日経ソフトウエア)