ゼンド・オープンソースシステムズは1月14日に,PHP(PHP:Hypertext Preprocessor)の統合開発環境であるZend Studioの新版,「Zend Studio 3.0日本語版」の出荷を開始した。新版では,稼働OSとしてMac OS Xを追加したことに加えて,新機能として「Profiler(実行状況評価)」や「Code Analyzer(ソースコード解析)」などを搭載した。Windws環境では,WebブラウザのツールバーからワンタッチでデバッガやProfilerなどの機能を起動できるようになる。

 Profilerは,PHPアプリケーションのプログラムの各部分の実行時間を評価し,グラフによりビジュアルに表示する。開発者がパフォーマンスのボトルネックになっている部分を特定して,コードレベルでチューニングするのが容易になる。Code Analyzer(ソースコード解析)は,ソースコードを解析して,問題点をレポートする機能。PHPが出力するエラー・メッセージよりもわかりやすい解説を出力するという。

 Zend Studio 3.0日本語版の価格は4万1000円。教育機関向けのアカデミック・ライセンスは2万2000円。Zend Studio 2.0/2.5ユーザーは1万円で,同2.6ユーザーは5000円で,3.0日本語版にアップグレードできる(アカデミック・ライセンスの保有者を除く)。

(日経ソフトウエア)