経済産業省(経産省)の外郭団体で,特別認可法人の情報処理振興事業協会(IPA)は2004年1月5日,独立行政法人「情報処理推進機構」として新たに発足した。略称は従来と同じIPA。住所,電話番号,URLなどは変わらない。

 従来のIPAは,情報処理の振興を図る目的で,プログラムの開発,利用,情報処理サービス産業への助成を目的として活動してきた。政府が進める特殊法人改革に合わせて新たに発足するIPAは,独立行政法人化による財務,人事などの裁量権の向上に加え,「IT社会に『創造』と『安心』を与え,わが国の『競争力』を高める」という新しい目的を掲げる。取り組む事業は,(1)ソフトウエアの開発プロセスの評価/改善,(2)情報処理システムの信頼性,安全性にかかわる基盤整備,(3)IT人材育成など。

(日経ソフトウエア)