オージス総研は12月16日に,UMLモデリング・ツールの新バージョン「Konesa 2.1」(開発元は米Canyon Blue)を出荷開始した。オープンソースの統合開発環境Eclipseとの連携機能を追加したのが最大の特徴。オージス総研のほか,アルゴ21情報技術開発日本システムディベロップメントが販売する。

 Konesaは,2003年9月出荷のバージョン2.0で,ボーランドのJava開発ツールJBuilderとの連携機能が加わり,Konesaでクラス情報などを追加/変更するとJBuilderのソースコードに即時に反映される(その逆も可能)といったことが可能になった。今回の2.1では,ユーザーの要望が高かったEclipseとの間で同様の連携機能を備えた。これにより,JBuilderとEclipseという有力なJava開発ツールとの間でシームレスな設計/開発が可能になった。2.1ではさらに,外部アプリケーションからKonesaを操作するためのC++ APIを搭載した(Java APIはバージョン2.0で搭載済み)。

 価格は,バージョン2.0と同じで,コラボレーション機能(複数の開発者が共同開発を行える機能)を含まないStand Alone Type版が19万8000円,など。2003年12月31日までStand Alone Type版を9万5000円で購入できるキャンペーンを行う。

(日経ソフトウエア)