グレープシティは9月上旬,サーバーサイドJava向け帳票作成ツールの新版「Elixir Report 4.0J」を発売する。サーブレットやJSP(JavaServer Pages)から数行のコードを呼び出すだけで,サーバーサイドでの帳票生成を支援できるのが特徴。

 プログラミングの知識がなくても操作できるGUIベースの開発環境「レポート・デザイナ」を備え,イメージ・データ,バーコードなど15種類のコントロールを配置して帳票イメージを作成する。データソースとして,JDBC,EJB(Enterprise JavaBeans),XHTML,テキスト,LDAP(Lightweight Directory Access Protocol)などを,レポート・デザイナからウィザード形式で接続して利用できる。生成できる帳票形式は,PDF,XML(Extensible Markup Language),XHTML,CSV,Excel形式,JGF(Elixir Report独自形式)。新版では,PDFへのパスワード設定,TrueTypeフォントの埋め込み機能を新たに装備した。

 サーバー向けのServer Edition以外に,クライアント・ベースのアプリケーションやアプレットでの帳票作成を支援するProfessional Editionを同時に発売する。価格はそれぞれ33万8000円,14万8000円の予定。Java実行環境としていずれもJDK 1.3以上が必要。Windows NT 4.0/2000/XP,Solaris 2.6/7/8/9,hp-ux 11.0/11i,AIX 4.3.3/5L,Red Hat Linux 6.2/7.Xで動作する。開発はシンガポールElixir Technology

(日経ソフトウエア)