Together 6.1には,用途や併用する開発ツールによって,三つの製品が用意されている。「Together Solo 6.1」と「Together ControlCenter 6.1」は,単体でモデリングからコーディングまでできる製品。両者の違いはJ2EEへの対応。J2EEに対応するのはControlCenterのみで,Soloは対応していない。ControlCenterは,メモリー・リークなどを検査できるJavaアプリケーション用のテスト・ツール「Optimizeit Suite」との統合も可能である。「Together Edition for JBuilder 6.1」は,同社製Javaアプリケーション開発ツールJBuilder 9と組み合わせて使う製品。モデリングはTogetherの画面で行い,コーディングにはJBuilderを使う。
Together 6.1の英語版には,IBM WebSphere Studioと統合して使う「Together Edition for WebSphere Studio」と,フリーの開発環境であるEclipseとの統合が可能な「Together Edition for Eclipse」も用意されている。これらの製品の日本語版も発売が予定されているが,時期は未定。
価格は,Soloが55万円(指名ユーザー)/88万円(フローティング)/4万8000円(アカデミック指名ユーザー),ControlCenterが95万円(指名ユーザー)/125万円(フローティング),Edition for JBuilderが60万円(指名ユーザー)/95万円(フローティング)である。指名ユーザー・ライセンスは特定のユーザーに使用権が与えられるライセンスで,フローティング・ライセンスは同時使用しなければ任意のユーザーが利用できるライセンスである。稼働OSは,Windows NT4.0(SP6a)/2000(SP2以降)/XP Professional,Red Hat Linux 7.2/7.3/8.0,SuSE Linux 8.0/8.1,Solaris 8/9,Mac OS X 10.2.2。いずれもJava 2 SDK, Standard Edition 1.3.1が必要である。
同社は同時に,「Borland Enterprise Studio 6 for Java」も出荷する。これは,Together Edition for JBuilder 6.1,JBuilder 9 Enterprise,Optimizeit Suite 5.5 for Java,アプリケーション・サーバーのBorland Enterprise Server 5.2,データベースのBorland JDataStore 6を一まとめにした製品。各ソフトは互いに連携して動作する。価格は95万円である(指名ユーザー)。
(日経ソフトウエア)