米Microsoftは1月14日,Office XPでアプリケーション開発を行っている人向けのツールキット「Office XP Web Services Toolkit」「Smart Tag Enterprise Resource Toolkit」を発表した。同社のWebサイトで無償ダウンロードできる。日本語化について日本法人のマイクロソフトは「検討中」としている。

 Office XP Web Services ToolkitはWord,Excel,Access,OutlookなどのVBA(Visual Basic for Applications)プログラムでXML Webサービスを利用するためのソフトウエア。インストールするとVisual Basic Editorの「ツール」メニューに「Web Service References」という項目が追加され,それを選ぶと下図のダイアログで利用したいWebサービスを指定できる。特定のWebサービスを指定すると,それを利用するためのクラス・モジュールのソースコードが生成され,それがVBAのプロジェクトに追加される。あとは,VBAのコードでそのクラスを利用すればよい。

 Smart Tag Enterprise Resource ToolkitはOffice XPの「スマートタグ」(ユーザーの入力に応じて動くアプリケーション)を開発するのを支援するソフトウエア。スマートタグの情報を得る「Smart Tag Explorer」,スマートタグが持たなければならないRecognizeメソッドをテストする「Recognize Tester」などのツール,サンプル,ドキュメントなどから成る。ツールはVisual Basicのプロジェクトとして提供されているので,開発者には参考になる点が多そうだ。

(日経ソフトウエア)