無償版の「Community Edition」は10月22日から同社のWebサイトでダウンロードできるようにする。企業情報システム向けの「Enterprise Edition」は10月22日に販売を開始し,11月中旬から出荷する。Enterprise Editionの価格は29万9000円である。
Community Editionは前バージョン(FFJ 2.0)のInternet Edition(価格は7万5000円)で提供していた機能を取り入れ,サーバーサイドJavaアプリケーションなどの開発にも使えるようになった。たとえば,Tomcat(The Jakarta Projectが開発しているサーブレット・コンテナ)を使ったサーブレットの開発機能,JDBC(Java Database Connectivity)クライアントの開発機能,JSP(JavaServer Pages)でデータベースにアクセスする開発を支援するウィザード,バージョン管理機構「Forte TeamWare」などを備える。Enterprise EditionはEJB(Enterprise JavaBeans)の作成,テストを支援する機構を持ち,より大規模なシステムの開発に向く。
FFJ 3.0を使うにはJava 2 SDK 1.3.1が必要。稼働オペレーティング・システムは,Windows 98/NT4.0/2000,Red Hat Linux 6.2,Solaris 8のSPARC Platform Edition。ただし,Enterprise EditionはWindows 98では動かない。
(日経ソフトウエア)