メトロワークスは10月5日に,Mac OSおよびWindows用のC++/Java開発ツールCodeWarriorの新バージョン「CodeWarrior for Mac OS日本語版バージョン 7」と「CodeWarrior for Windows日本語版バージョン 7」を出荷開始する。開発元は米Metrowerks。

 CodeWarrior for Mac OSと同Windowsは,それぞれMac OS(Mac OS X/Classic Mac OS),Windows上で動作するC/C++/Java開発環境だ。いずれの製品もMac OS X,Classic Mac OS,およびWindowsをターゲットとするアプリケーションを開発できる(クロス開発も可能)。Mac OS版は,Mac OS XとMac OS 8/9の両方で動作するプログラムを構築するためのAPIセットCarbonを利用するアプリケーションも開発できる。グラフィカルな統合開発環境(IDE)とエディタ,クラス・ブラウザなどを備えるほか,Java用RAD(Rapid Application Development)ツールも付属する。

 今回の新版では,IDEを4.2.5にバージョンアップして操作性を向上したほか,Mac OS版で,(1)Carbon用プロジェクトをMac OS Xネイティブなプロジェクトに変換する機能を追加,(2)Mac OS X上でのデバッグが可能になった,(3)JDK1.3.1に対応,(4)Mac OS X上でのJavaアプリケーションのデバッグをサポート,などの機能強化を図った。Windows版では,Cライブラリの一部をスレッド・セーフにする,複数の実行ファイルを同時にデバッグできるようにするなどの改良を施した。

 Mac OS版は,Mac OS 8.6以上およびMac OS X V10.1以上,Windows版はWidows 98/Me/2000/NT4.0(SP6以上)で動作する。価格は,Mac OS版,Windows版とも7万2000円,両製品を同梱したCodeWarrior for Mac OS & Windowsが9万6000円,学生/教職員のみ購入できるアカデミック版が2万8000円。

(日経ソフトウエア)