文化オリエントは11月上旬に,オブジェクト指向モデリング言語「UML(Unified Modeling Language)1.3」に基づいた分析・設計ツール「WithClass 7.0J」の出荷を開始する。米MicroGOLDのWithClass 2000を日本語化した製品。価格は9万8000円(Professional版),16万8000円(Enterprise版)である。

 UMLは,オブジェクト指向分析/設計における標準的なモデリング言語で,図(ダイアグラム)を用いてソフトウエアの構造を表現するための表記法を定めている。WithClassの中心になるのは,ダイアグラムを記述するための「GUIデザイナ」である。GUIデザイナを用いて作成したダイアグラムを,画像ファイルとして出力できる。作成したダイアグラムのエラーを検出する,ダイアグラムからソースコードのスケルトンを生成したりソースコードからダイアグラムを生成する,などの機能も備えている。Enterprise版は,VBA(Visual Basic for Applications)を用いて機能を拡張することが可能。ダイアグラムをHTML/Word形式の文書ファイルとして出力するVBAのアドインを標準で添付するほか,ユーザーがアドインを作成するための環境を用意する。

 対象言語は,C#,Delphi,Java,Visual Basic,Visual Basic .NET,オブジェクトCOBOLなど。Windows 95/98/Me/NT4.0(SP3以降)/2000/XPで動作する。

(日経ソフトウエア)