米REAL Softwareは8月20日に,Basic言語を用いた統合開発環境「REALbasic」の新版である「REALbasic 3.5」の出荷を開始した。国内では,アスキーが同社のWebサイトで8月25日から英語版を販売する。日本語版は9月中旬に販売を開始する予定。価格は1万7500円から。

 REALbasicは,Visual Basicのフォームに相当する画面にツールバーから必要なコントロールを選択して配置することでアプリケーションを開発する。Standard版とPro版があり,Standard版は,Mac OS 7.6.1以降,Mac OS X上で動作し,Pro版はそれに加えてWindows 95以降でも動作する。

 新版では,従来の3.2に対して,(1)Microsoft Office 2000/2001,Mac OS用のOffice 10に対して利用できるオートメーション機能を追加したこと,(2)Rd3Dと呼ばれる3次元グラフィクス描画用のコンポーネントを追加したこと,(3)REALbasicで作成したアプリケーション上で動作するRb Scriptと呼ばれるスクリプト言語を追加したこと,(4)Pro版にデータベースのビュー表示用のコントロールを追加したこと,(5)正規表現に対応したこと,などの強化を加えた。

(日経ソフトウエア)