米Microsoftは6月19日,同社の次期開発ツール・スイートVisual Studio.NET(VS.NET)のベータ2(英語版)の配布を開始した。同社の開発者向けサービスMSDNのユニバーサル会員なら,同社のWebサイトから無償ダウンロードできる。また非会員でも,同サイトからCD-ROM版の申し込み(有料)が可能だ。

 Visual Studio.NETベータ2は,Visual Studio 6.0の後継で,同社が提唱する.NET(ドットネット)構想の中核をなす製品。2000年11月にベータ1(英語版)を配布し,製品版の出荷開始は2001年内中の予定だ。ベータ2では,Visual Studio.NETのスタートページに新たにWeb Hostingタブを追加。ASP.NETベースのWebサイトに容易にアクセスできるようにした。また,What’s Newタブにはサードパーティが開発した .NETベースのソフトウエアにアクセスできる機能を追加するなど,ベータ1よりもさらに .NETの開発を重視したものになっている。

 なお,Visual Studio.NETには,Professional,Enterprise Developer(VSED),Enterprise Architect(VSEA)の三つのEditionがあるが(詳細はこちら),今回のベータ2はProfessional Editionに相当する。

(日経ソフトウエア)