インフォテリアは4月17日,ExcelのデータとXML(Extensible Markup Language)データを相互に変換するExcel用アドイン・ソフト「iMaker for Excel」と,XMLデータを含んだメールを処理するためのサーバー・ソフト「iMessenger」のそれぞれ新版(ともにVersion 2.0)を発表した。4月24日から出荷する。

 iMaker for Excel Version 2.0は,ExcelワークシートのデータをXML形式で取り出して任意のメール・アドレスに送信したり,XMLデータをExcelのワークシートに読み込むといったことを可能にする。新版では,メールの暗号化方式S/MIME(Secure Multipurpose Internet Mail Extensions)に対応し,送信メールの暗号化を可能にした。XML処理エンジンのパフォーマンスも改善した。

 Windows 95/98/Me/NT 4.0/2000のExcel 97/2000で動作する。価格は8万円(基本パッケージ)。iMakerの機能をVBA(Visual Basic for Applications)から利用するためのSDK(Software Development Kit)とランタイムをパッケージにした「iMaker for Excel Version 2.0 プロフェッショナルエディション」も同時に発売する。こちらは80万円から。

 iMessenger Version 2.0は,SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)やPOP(Post Office Protocol)などのメール・サーバーと組み合わせて,XMLデータを含むメールからXMLデータを取り出したり,XMLデータを含んだメールを送信できるサーバー製品。新版で,S/MIMEへの対応やXML処理エンジンのパフォーマンス改善などを行った。製品にはWindows版とSolaris版があり,価格は,Windows版が40万円,Solaris版が80万円。

 どちらの製品も,前バージョンのユーザーに対して,新版を半額で購入できるアップグレード・サービスを実施する。サービスの実施期間は7月31日まで。

(日経ソフトウエア)