米Borland Softwareは3月7日,Linux向けビジュアル開発ツール「Kylix」の出荷を開始したと発表した。今回出荷したのは有償パッケージの「Server Developer」(1999ドル)と「Desktop Developer」(999ドル)の二つ。無償配布する「Open Edition」の出荷開始時期については,従来と同じく2001年半ばとしている。

 同社は,1999年9月の時点でKylixの出荷時期を「2000年」と発表したものの,開発に予想以上に時間がかかり「2001年第1四半期」へと延期していた。その約束には間に合わせることができたわけだ。Kylixの日本語版については,2000年12月の来日時に同社のDale L. Fuller社長兼CEO(最高経営責任者)が「英語版の出荷の後8週間以内に日本語版を出荷する」とコメントしている(詳細はこちら)。Fuller社長の言葉通りに作業が進むなら,Kylix日本語版は5月2日までに出荷されることになる。

(日経ソフトウエア)