マイクロソフトは2月20日,Windows CE向けアプリケーション開発ツール「eMbedded Visual Basic 3.0」および「eMbedded Visual C++ 3.0」に関して,機能およびアプリケーション構築,配布方法などの詳細を記述したドキュメントをWebサイト(こちらこちら)で公開した。 また,Windows CE向けデータ・アクセス用コンポーネントADOCE(Active Data Objects for Windows CE)の最新版(Version 3.1)のドキュメントも合わせて公開した。

 eMbedded Visual Basic 3.0とeMbedded Visual C++ 3.0は,それぞれVisual BasicとVisual C++のWindows CE版であり,「eMbedded Visual Tools 3.0日本語版」として配布されている開発ツール(関連記事はこちら)。同社のWebサイトでCD-ROMの郵送を申し込めば,送料(14ドル95セント)で入手できる。開発ツールに関するドキュメントはこのCD-ROM内に収められているが,今回Webサイトで公開されたことにより,CD-ROMを入手する前に詳しい情報を読めるようになった。

 またADOCE 3.1は,Windows CE向けに開発されたデータ・アクセス・コンポーネント。Windows 9x/NT系で利用するADOのサブセットになっており,ADOの構文をほぼそのまま使用してアプリケーションを開発できる。デスクトップ・パソコンに格納されたリモート ・データベースに加えて,Windows CE搭載マシンに格納されたローカル・データベースにアクセスできる。公開されたドキュメントでは,ADOとの違いやデータ変換方法などが読める。

(日経ソフトウエア)