マイクロソフトは1月11日,Office 2000の最新修正モジュールであるService Pack 2(SP2)の提供を開始した。同社のWebサイトからダウンロードできる。CD-ROM実費(1050円)送付サービスで入手することも可能だ(申し込み方法などはこちらを参照)。

 Office 2000のSP2は,Office 2000の最初の修正モジュール「Service Release 1」(SR1)の提供以降に発見された不具合を修正するアップデート・プログラムを集めたもの。Outlook 2000の電子メール・セキュリティ対策や,Access 2000でUnicode文字が印刷できないなどのバグ修正が含まれている(詳細はマイクロソフトのサポート技術情報J056380を参照)。

 注意しなければいけないのは,Office 2000のSP2がSR1の内容を含んでいないことだ。このため,SR1を適用していないOffice 2000ユーザーは,事前にSR1を入手/適用してからSP2をインストールする必要がある。自分の使っているOffice 2000にSR1が適用されているかどうかを調べるには,[コントロール パネル]-[アプリケーションの追加と削除]で,Office 2000のバージョンを確認すればよい。

 また,Microsoft Exchange ServerとOutlook for Macintoshを使用している環境にSP2を適用すると,受信トレイに設定していたルールが失われてしまう。これらを使っているユーザーは,SP2適用後にルールを再作成する必要がある。こちらの情報をよく読んでほしい。そのほか,SP2を適用すると,はがきスタジオ2001からOutlookの連絡先にアクセスしようとすると警告が表示されるようになる。この警告は,表示頻度を減らすことはできるが消すことはできないので注意が必要だ。

(日経ソフトウエア)