米Microsoftは11月12日,開発ツール・スイートの新版「Visual Studio.NET」のベータ版(Beta1)の提供を開始した。MSDN Universal会員は,MSDNのダウンロード・サービスから入手できる。MSDNの会員でない開発者もCD-ROMの郵送サービスを申し込むことができる(米国またはカナダ在住者は送料12.99ドル)。日本語ベータ版については,マイクロソフト日本法人が12月までに提供時期などを正式に発表する予定だ。

 Visual Studio.NETは,Visual Studio 6.0の後継であると同時に,次世代Windows戦略「Microsoft.NET」を推進する上で必要不可欠な製品。そのためMicrosoftは開発者の関心を集めるべく,早くからベータ版の配布を予告していた。日本語版ベータに関しては,「おそらく12月上旬には,提供時期などの詳細について正式に発表できる見込み」(マイクロソフト)と言う。

 このベータ版には,.NET対応アプリケーションを開発するためのCommon Language Runtimeやドキュメント,コマンドライン・コンパイラなどを集めた開発キット「.Net Framework SDK」のベータ版も収録されている。.Net Framework SDKのベータ版は単独でも入手可能だ。MicrosoftのWebサイトから無償でダウンロードできるほか,CD-ROMの郵送サービス(送料のみ7.5ドル)も受け付ける。

(日経ソフトウエア)