シンクフリー・ジャパンは11月中旬から,Microsoft Officeとファイルの互換性を持つオフィス・アプリケーション・ソフトウエア「ThinkFree Office」の日本語ベータ版を無償で配布する。同社サイトからダウンロード可能にする予定だ。すでに英語版のダウンロード・サービスを開始している。また,10月21日まで東京ビッグサイトで開催されているWorld PC Expoで,ThinkFree Office日本語版のデモを行っている。

 ThinkFree Officeは,(1)ワードプロセッサ/HTMLエディタの「Write」,(2)表計算ソフトの「Calc」,(3)プレゼンテーション・ソフトの「Show」,(4)ファイル・マネジャの「Folders」という四つのアプリケーションからなる。(1)はWord,(2)はExcel,(3)はPowerPointで作成したファイルをそれぞれ読み書きできるのが特徴。(4)はエクスプローラに相当するソフトで,同社が提供するインターネット上でのストレージ・サービスThinkFree Cyberdriveに対応する。Foldersを使うことで,ローカル・ハードディスクとインターネット上のそれぞれにThinkFree Officeのデータ・ファイルを保存できる。

 ThinkFree Officeは,Windows 95/98/2000/NT,Linux上で動作する。開発元の米ThinkFreeは,Mac OS版も開発中である。(日経ソフトウエア)