日本アイ・ビー・エムは10月11日,Javaアプリケーション開発者を支援するWebサイト「WebSphere Developer Domain」(WSDD)を開設することを発表した。同社のWebアプリケーション実行/開発環境であるWebSphereを利用するJava技術者を対象に,技術解説や情報交換フォーラム,ニュース配信などのサービスを提供する。

 WebSphereは,インターネットによる電子商取引などいわゆるeビジネス・サイトを構築するためのソフトウエア群。中核となるアプリケーション・サーバーのWebSphere Application Serverのほか,アクセス分析ソフトのWebSphere Site Analyzerや開発ツール・セットWebSphere Studioなど多数の製品で構成される。日本IBMは,WSDDの開設で開発者を支援すると同時にWebSphereユーザーの拡大を狙う。

 WSDDで提供する主なサービスは,以下の六つ。(1)WebSphereアーキテクトによる技術解説(Javaプログラムの開発講座,WebSphereの使い方やノウハウなど),(2)WebSphere製品の情報,(3)WebSphereサロン(開発者同士の情報交換フォーラム),(4)WebSphereオンライン研修,(5)電子メールによるニュース配信(月間約2回を予定),(6)WebSphere最新プログラムのダウンロードや開発キットの申し込み。

 また,WebSphere StudioとDB2ユニバーサル・データベースを同こんした開発者向け製品などを低価格で販売するキャンペーンなども行う予定だ。

(日経ソフトウエア)