シマンテックは8月10日、製品開発の拠点として、東京に「Japan Engineering Center」を開設したと発表した。

 「Japan Engineering Center」は、米シマンテックの製品開発部門の一組織として、日本市場に合った製品を提供していくために活動する。

 同センターが設立された場所は、7月5日に米シマンテックとの合併が完了したばかりの、米ベリタスソフトウェアの日本法人が入っているオフィスの一角。

 ただ、同センターでは、従来ベリタスが扱ってきたストレージ製品やバックアップソフトなどの検証・開発に限らず、「新生シマンテックとして、セキュリティ製品も含めた開発を行っていく」(米シマンテックのマーク・ブレグマン最高技術責任者)という。

 これまでにもシマンテックには、セキュリティを研究する機関があったが、これとは一線を画し、製品開発に焦点を当てて活動していく計画だ。

 現在、同センターに常駐する専門のエンジニアは10名だ。今後は、移転も視野に入れて「増やしていく予定」(米シマンテックのパー・A・ボーテスJapan Engineering Centerディレクター)だという。

(服部 彩子=日経パソコン)

米シマンテックのマーク・ブレグマン最高<BR>技術責任者。これまでは、旧ベリタスソフ<BR>トウエアで、プロダクトオペレーション担<BR>当のエグゼクティブバイスプレジデントを<BR>務めていた
米シマンテックのマーク・ブレグマン最高
技術責任者。これまでは、旧ベリタスソフ
トウエアで、プロダクトオペレーション担
当のエグゼクティブバイスプレジデントを
務めていた

米シマンテックのパー・A・ボーテスJapan<BR>Engineering Centerディレクター。自身も<BR>日本に常駐してセンターの運営を行ってい<BR>くという
米シマンテックのパー・A・ボーテスJapan
Engineering Centerディレクター。自身も
日本に常駐してセンターの運営を行ってい
くという

千代田区内幸町に設けられた「Japan<BR>Engineering Center」。各社のサーバー製<BR>品が整然と並ぶ
千代田区内幸町に設けられた「Japan
Engineering Center」。各社のサーバー製
品が整然と並ぶ