都内で新サービスの概要を説明するスティーブ・ジョブズCEO
 アップルコンピュータは8月4日、同社の有料音楽ダウンロード販売サービス「iTunes Music Store」の日本語版を開始した。iTunes Music Storeは楽曲をAAC形式で提供する、iPod向け音楽配信サービス。2003年4月に、米国で最初のサービスを開始して以来、日本が20カ国目の提供となる。

 まずは15の日本のレコード会社と契約、海外のレコード会社の楽曲と合わせ、100万曲からスタートする。100万曲すべてを30秒間試聴できる。購入した楽曲はパソコン5台までのダウンロード、無制限のiPodへの転送、無制限のCD作成が可能となっている。

 料金体系は2本立てで、サービス開始当初は、9割の楽曲が150円、残り1割の楽曲が200円となる。iTunes Music Store限定楽曲も提供する。B'zがこれまで発表した全曲と未販売曲341曲を1万8800円(1曲あたり約55円)で販売するデジタルボックスはその1例だ。

 アップルでは、今回のサービス開始に合わせ、都内で発表会を開催。米アップルコンピュータのスティーブ・ジョブズCEOのプレゼンテーションにより、iTunes Music Storeの説明や、iPodなど同社製品の近況なども紹介された。

(安藤智彦=日経パソコン)