日立システムアンドサービスは2002年3月10日,アールベックが開発したLANへのパソコン不正接続を防止するソフト「オープンネット・ガード」を発売した。価格は250クライアント版で80万円。

 オープンネット・ガードはMACアドレスによりパソコンを認証し,LANへの接続許可を判断する。登録管理サーバーとDHCPサーバーにインストールして使用する。

 登録していないパソコンをLANに接続すると不正な端末として扱い,IPアドレスを割り振らない。特定のパソコンについてLANに接続可能な期間を設定することも可能。この場合,期限が切れたパソコンは自動的にLANへ接続できなくなる。

 無許可のパソコンが接続されるとログの出力や,管理者へのメール通知による警告を出す。また,LANに接続しているユーザー名,使用期間などのネットワーク使用状態をブラウザ経由で監視することも可能。

 なおMACアドレスは自動登録が可能。利用できるサーバーOSはRed Hat Linux 7.2/7.3/8.0。クライアントの対応OSはWindowsXP/2000/NT/Me/98/95,MacOS X,Linux。

(花島 由実=BizTech編集)