プラムツリーソフトウェア・ジャパンは2002年6月14日,EIP(Enterprise Information Portal)ソフトの新版「Plumtree Corporate Portal 4.5WS」を発表,同日出荷した。同製品は,企業内のERPやCRM,JavaやASP(Active Server Pages),PerlなどのアプリケーションのデータをHTMLに変換,それらをサーバー・ソフトであるPlumtree Portal Server上でポータル画面に組み込み,ブラウザへ表示するソフトである。

 新版では,3つの機能をWebサービス化した。具体的には,コンテンツをWWWサーバーなどから収集するクロール機能,インデックスを作成してコンテンツを全文検索する機能,ユーザー認証機能---である。これらの機能はPlumtree Portal Serverとは別のサーバーで動作する。従来,これらの機能が動作するサーバーとPlumtree Portal Serverは,NetBIOSを利用して接続していた。そのため,間にファイアウオールが存在する場合,NetBIOSを通すようにファイアウオールを設定する必要があった。Webサービス化により,HTTPさえ通るようになっていれば,ファイアウオールを越えて連携できるようになった。このほか,全文検索は,16カ国語のコンテンツに対して一括して行うことが可能になった。

 価格はオープン価格だが,ライセンス形式は登録ユーザー数に基づく。参考価格は100ユーザーで400万円。

(岡本 藍,吉田 晃=日経オープンシステム)