日本BEAシステムズは,Webアプリケーション・サーバーの新版「BEA WebLogic Server 7.0J」を2002年5月31日に出荷する。WebLogic Serverは,J2EE(Java 2 Platform, Enterprise Edition)に準拠したWebアプリケーションを構築するための開発,実行ソフトである。新版ではJ2EE 1.3に準拠したほか,パフォーマンスの向上と開発者の生産性の向上を図った。価格は,1CPU当たり198万円。

 パフォーマンスは,高速なJavaVM「JRockit」を採用することで向上させる。開発生産性の向上に対しては,(1)Webサービス技術を使ったアプリケーションの開発ツール「WebLogic Workshop」と,(2)EJB(Enterprise JavaBeans)を使ったアプリケーション開発を支援する「WebLogic Builder」を提供する。WebLogic Builderは,EJBの開発に必要なDeployment Descriptorの自動生成機能などを提供する。これらのツールの提供で,「J2EE開発者は生産性を今までより30%上げることができる」(米BEA Systems最高技術責任者 Scott Dietzen氏)としている。

岡本 藍=日経オープンシステム)