米VERITAS Softwareは2002年4月中旬,UNIXおよびWindows向けバックアップ・ツールの新版「NetBackup 4.5」を,米国で出荷する。日本での出荷時期は未定。

 新版では「大規模システムへの対応と,災害対策機能の強化を図った」(米VERITAS Software のSenior Product Specialist Sales David Little氏)。具体的には,(1)GUI画面上で,カレンダーに従いバックアップのスケジューリングを指定できる機能を追加した,(2)バックアップ履歴を記録したカタログ・データを,従来のテキスト・データだけではなくバイナリ・データでも格納できるようにし,検索を高速化,(3)ファイアウオール越しにバックアップを行うには,従来は複数のIPポートを空ける必要があったが,1ポートだけ空ければ済むようにし,遠隔地からのバックアップを容易にした,(4)最大4台のドライブに同時に同じデータを書き込み,災害などに備えてバックアップ・テープの複製を作ることができる「インライン・テープ」機能を追加した,など。

井上 英明=日経オープンシステム)