日本オラクルは，業務用ソフトウエア群「E-Business Suite 11iリリース5」を2001年11月13日に発売・出荷する。従来の「E-Business Suite」と比べて，モバイル通信モジュールなどを追加したのが特徴。今回追加したモジュール群は，（1）CRM（Customer Relationship Management），（2）SCM（Supply Chain Management），（3）Financials，（4）HRMS（Human Resource Management System）の4分野。
分野ごとの追加モジュールは以下の通り。CRMは，携帯電話やPDAから無線でアクセスして顧客情報管理や商談管理，売上予測をするアプリケーション「Sales Online Wireless Option for Sales」など2製品。SCM分野は，無線端末での物品管理アプリ「Oracle Mobile Supply Chain Application」など4製品。Financial分野は，Webブラウザ上で出退勤の管理をする「Internet Time」など2製品。HRMS分野は，Webブラウザ上で従業員のシフト作成や給与管理をする「Time and Labor」など2製品。
以上のアプリケーションを利用するためには、Oracle 9i Application Serverが必要。対応OSは，Windows NT 4.0/2000，UNIX（HP-UX，IBM AIX，Solaris，Compaq True64）。価格はいずれも個別見積もり。
（小川 計介＝ニュース編集部）
