NTTドコモは,第3世代移動通信(3G)サービス「FOMA」用電話機を接続したノートパソコンなどで利用できるテレビ電話用ソフトを,2005年7月中にも無料配布する。ユーザーはFOMA電話機とパソコンをUSBケーブルで接続し,パソコンにWebカメラとヘッドセット(マイク,スピーカー)を接続すると,FOMA電話機などを相手にしたテレビ電話が可能になる。NTTドコモはこれまで,ノートパソコンにFOMA通信カードを装着したユーザーを対象に,同様のソフトを提供していた。今回のソフト配布によって,FOMA電話機のユーザーもパソコンによるテレビ電話の利用が可能になる。

 今回のテレビ電話ソフトを使うと,FOMA電話機より大画面で相手の映像を表示させたり,その映像をパソコンに録画できるようになる。家庭やオフィスなどで,大人数で同時に画面を見るといった使い方が可能になる。また,パソコンで表示させたファイルを通信相手に見せることもできるという。通信回線には,FOMAの64kb/sの回線交換サービスを利用する。