総務省は,2007年以降に空くBS第9チャンネルの周波数をどの放送事業者に割り当てることになるのか。同チャンネルの周波数再割り当てに対する放送事業者の関心が高まっている。現在,BS第9チャンネルはNHKのアナログハイビジョン放送に割り当てられている。NHKはBS放送用衛星「BSAT-1a」のトランスポンダ(電波中継器)1本分の伝送容量(48スロット)を利用して,同放送を提供しているが,BSAT-1aは2007年中に設計寿命を迎え,それに伴いNHKのアナログハイビジョン放送は終了することが決まっている。そこで総務省は2007年までにBSAT-1a後継機を打ち上げ,新たにBS第9チャンネルの周波数をデジタル放送を行う複数の放送事業者に再割り当てすることを決めている(詳細は日経ニューメディア2005年7月11日号に掲載)。