NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2005年5月23日,自社のインターネット接続サービス「OCN」のブロードバンド(高速大容量)回線利用者を対象に,コンテンツと連動した香りを配信するサービスを同日に開始したと発表した。ユーザーのパソコンに専用の香り発生装置を接続しておき,Webページ上で香りのブレンドを指定すると,その香りが接続した装置から発生する。NTT Comはこの装置を使って,自宅で実際に香りを発生させてアロマブレンドを学習できる「アロマコミュニケーションモニターレッスン」のサービスを開始した。サービスの利用料は,香り発生装置や実習道具などをセットにして7万3500円である。NTT Comは今後,今回の香り配信システムを使ってイベントや医療向けなどの複数のサービスを開発するとしている(5月23日発表)。