総務省は2005年4月25日,ユビキタスネットワーク社会の実現に有効な「ユニバーサル・コミュニケーション技術」に関する研究開発課題などを検討する「ユニバーサル・コミュニケーション技術に関する調査研究会」を立ち上げると発表した。4月27日に第1回会合を開催する。具体的にはユニバーサル・コミュニケーション技術として,?人間とロボットなどがネットワーク経由で自然にコミュニケーションするための言語処理技術などを含む「スーパー・コミュニケーション技術」,?いつでもどこでも誰もがネットワークを活用してコンテンツを創造するための素材を入手し,編集して配信するための技術,?三次元の音響や超高精細映像を家庭などで再生できる技術,?家庭内に設置された家電機器などを相互接続したり,遠隔制御するための技術--などを取り上げる。研究会ではこれらの技術について,将来の利用イメージや経済効果,取り組むべき研究と標準化の課題などを検討する。7月にも中間報告をまとめ,12月に報告書の内容を固める予定である(4月25日発表)。