KDDIと沖縄セルラー電話は2005年3月14日,音楽ファイルの再生機能やFM放送受信機能などを搭載した,第3世代移動通信サービス「au」用の携帯電話機「W31S」を発売すると発表した。ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズが開発した製品である。高速パケット伝送サービス「CDMA 1X WIN」に対応し,4月中旬に約2万5000円で発売する。

 ユーザーはCDからパソコンに取り込んだ音楽ファイルや,インターネット上の音楽配信サイトからパソコンにダウンロードした音楽ファイルを,「メモリースティック」(最大容量は128Mバイト)を介してW31Sに移して再生できる。メモリースティックを挿入したW31SをUSBケーブルでパソコンに接続し,パソコンの音楽ファイルを転送することも可能である。またFM放送の受信機能も持ち,放送中の楽曲の曲目などを確認したり,その楽曲(着信メロディーやフルコーラス)をインターネットを通じてダウンロードすることも可能だ(3月14日)。