ボーダフォンは2005年2月14日,第3世代移動通信(3G)サービスのパケット通信速度を高速化するために,「HSDPA」(High Speed Downlink Packet Access)方式に対応した移動通信システムの屋外実験を開始したと発表した。同社が現在提供している3Gサービス「Vodafone 3G」では,W-CDMA方式を使って最大伝送速度が384kb/sのパケット通信サービスを実現している。さらにHSDPAシステムを追加することによって,今後は最大伝送速度が14.4Mb/sのパケット通信サービスの実現を目指す。ボーダフォンは今回の実験を,2GHz帯の周波数を使い東京都江東区などで実施している(2月14日発表)。