NTTドコモは2004年12月17日,第4世代移動通信(4G)システムの試作機を使った屋内実験で,最大伝送速度が1Gb/sのリアルタイム信号伝送に成功したと発表した。今回の実験は,4G用の無線アクセス方式「VSF-Spread OFDM」を使い,低速移動時の環境(移動フェージング環境)をシミュレーションにより実現して実施した。また,送受信側でそれぞれ4本のアンテナを使って通信速度を向上する「MIMO多重技術」も採用した。同社は今回の屋内実験の成果を基に,今後屋外実験を実施する予定である(12月17日発表)。