総務省は2004年12月8日,将来のIPネットワークに求められる機能や品質などを検討する「次世代IPインフラ研究会」を再開すると発表した。今回は,固定電話ネットワークのIP化に取り組む通信事業者が増えている状況を踏まえて,IP電話サービスを提供する通信事業者間の相互接続などをテーマに検討する。ネットワーク障害が発生した場合に障害情報を共有するなど,通信事業者間で連携した障害対策を実現するための方法についても議論する。12月9日から会合を開催し,2005年夏をメドに報告書をまとめる予定である。

 次世代IPインフラ研究会は2004年2月に設置され,6月に中間報告を公表した後は活動を休止していた。中間報告では,IPネットワークの現状についての検証結果などをまとめていた(12月8日発表)。