NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は,ブロードバンド(高速大容量)回線に接続したパソコンで利用できるIPテレビ電話サービス「ドットフォン パーソナルV」を,今後は遠隔教育や特定団体内での利用などの「B to C」(企業対個人)の用途を対象に拡販する方針だ。具体的には英会話や料理,楽器教室など,リアルタイムの映像を使った遠隔教育での活用などが有望と考えている。NTT Comは同サービスを2004年5月に開始し,当初は離れたところに住む老夫婦とその子供の家族といった「C to C」(個人対個人)の用途を開拓する考えだった。しかし,「加入者を当初想定していたほど獲得できていない」という。このためNTT Comは,新たなビジネスモデルを模索することにした。