東京電力と同グループの通信事業者であるパワードコム,東芝の3社は2004年11月2日,FTTH(ファイバー・ツー・ザ・ホーム)回線を通じて家庭のDVDレコーダーに映画などのコンテンツを配信する実験を行うと発表した。実験期間は2004年12月1日~2005年3月31日である。実験に参加するモニターは,300タイトルの中から見たいコンテンツを選び,DVD(DVD-RAM)に録画できる。DVDに録画したコンテンツを一定の期間だけ再生できる「レンタル」の形式や,いつでも再生できる「セル」(販売)の形式により有料で配信する。使用するDVDレコーダーは東芝の「RD-X4TP」である。また,FTTH回線は東電が提供し,パワードコムが課金や顧客管理などの業務を担当する。実験では1000人のモニターを集める予定で,東電のFTTH回線と東芝のRD-X4TPを利用していること参加の条件になる。3社は2005年にも事業化する予定で,今回の実験を通じて市場性などを検証する(11月2日発表)。