KDDIは2004年10月28日,2004年度中間期(2004年9月期)の連結決算を発表した。売上高は1兆4713億円,経常利益が1562億円で,前年同期に比べて847億円(6.1%)の増収,81億円(5.4%)の増益となった。今回の中間決算では,移動通信サービス「au」の事業単体で経常利益の約9割に当たる1413億円を稼ぎ出した。

 au事業が好調な理由についてKDDIは,「ARPU(加入者1件当たりの平均収入)が安定しているため」と説明している。2003年度末時点の予想では2004年度のARPUは,2003年度の7440円から7140円まで低下するとしていたが,2004年度上期のARPUは7280円と減少傾向が緩やかだった(10月28日発表)。