ソフトバンクBBは2004年10月4日,NTT東西地域会社の未使用の光ファイバー回線を利用して最大伝送速度が100Mb/sのFTTH(ファイバー・ツー・ザ・ホーム)インターネットサービス「Yahoo! BB 光」を開始すると発表した。ソフトバンクの孫正義社長は発表会場で,「ソフトバンクはADSL(非対称デジタル加入者線)で電話を変えた。次は光ファイバーでテレビを変える」と意気込みを表明した。

 ソフトバンクBBは10月中にも,政令指定都市を中心にNTT東西の収容局300カ所に自前の光ファイバー収容設備を設置して,順次FTTHサービスを開始する。2005年1月までに収容設備を1500カ所に展開し,NTT東西のFTTHサービス「Bフレッツ」とほぼ同等のレベルまで提供エリアを拡大する計画だ。これにより,「FTTHでもADSLサービスとほぼ同じシェア(市場占有率)を奪う」と述べた。現時点でのBフレッツの加入者数に匹敵する約100万件の獲得を早期に達成したい考えだ(詳細は日経ニューメディア2004年10月11日号に掲載)。