NHKは2004年9月21日,2005年3月に開幕予定の「2005年日本国際博覧会」(愛知万博)に,「スーパーハイビジョン・シアター」を出展すると発表した。「スーパーハイビジョン」は,NHKが開発した有効走査線数が4320本の超高精細映像システムで,映像の情報量は現行のハイビジョン方式の16倍である。同シアターでは,600インチ(縦7メートル,横13メートル)のスクリーンを使ってスーパーハイビジョン対応の番組を上映し,愛知万博の来場者に最先端の放送技術をアピールする。番組の音声は,24個のスピーカーを使う「22.2チャンネル(ch)サラウンド」方式で提供する計画である(9月21日発表)。