TDD(時分割同期復信)方式の第3世代移動通信(3G)システムを日本で導入するための検討を行っている情報通信審議会の「携帯電話等周波数有効利用方策委員会」は2004年9月9日に,TDD方式の無線システムによる電波干渉や周波数利用効率などを検証する「IMT2000 TDD方式技術的条件作業班」を設置した。作業班は9月中旬から,技術条件の検討を開始する計画である。具体的には,日本で3Gシステム用に確保されている2.01G~2.025GHzの周波数帯域を利用することを前提として,この帯域に隣接する無線通信システムに対する干渉度合いを検証する。また,実際に提供されるサービスやビジネスモデルを想定した場合に必要とされる帯域幅などについても検討する計画である。

 情通審は今回の作業班が2005年2月にもまとめる報告書を基に,2005年3月中にもTDD方式を日本に導入する場合に確保すべき技術条件などについて総務省に答申する方針である。