全国の独立UHF局で組織する全国独立UHF放送協議会とKDDI,三菱商事など5者は2004年9月6日,サーバー型放送の公開デモンストレーションを同日に実施したと発表した。兵庫県の独立UHF局であるサンテレビジョンのディジタル地上波放送を利用して,デモ用に開発したHDD(ハードディスク駆動装置)内蔵の受信機にサーバー型放送のコンテンツを配信・蓄積した。そのうえで,蓄積したコンテンツを受信機で再生した場合に課金する「再生課金」などのデモを行った。デモでは,KDDIがコンテンツの課金管理を行うためのCAS(限定受信システム)プラットフォームを,独立UHF放送協議会と三菱商事がサーバー型放送のコンテンツを提供した。このほか,ディジタル放送システムの構築などを手がけるデジタル・インタラクティブ・ダイナミクスと近畿総合通信局の2者が参加した(9月6日発表)。