NTT東西地域会社は,マンション向けのFTTH(Fiber To The Home)サービス「Bフレッツ マンションタイプ」のユーザーを対象として,加入電話と同じ「0AB-J」番号を使うIP電話サービス「ひかり電話」を開始すると発表した。NTT東日本は9月1日に東京都23区の一部地域で,NTT西日本は9月15日に大阪府の一部地域で開始する。ひかり電話の月額基本料はともに997.5円(税込み,以下同じ)で,加入者間の通話や加入電話への発信は3分間8.4円(全国一律),携帯電話への発信は1分間17.85~19.95円である。

 またNTT東日本は同日,Bフレッツ マンションタイプの月額基本料を9月1日から値下げすると発表した。新料金はNTT東日本の場合,「プラン1」(8世帯以上の契約が見込める場合)が3045円,「プラン2」(16世帯以上の契約を申し込む場合)が2625円になる。NTT西日本も9月1日から値下げすることを発表済みで,プラン1が2929.5円,プラン2が2457円になる。このほかユーザーには,棟内配線にVDSL(超高速ディジタル加入者線)を使う場合,NTT東日本のサービスでは月額420円,NTT西日本の場合は月額525円のVDSL利用料が加算される。このため,Bフレッツ マンションタイプ(VDSL対応)とひかり電話を利用する場合の月額料金は,NTT東日本のプラン1で4462.5円,プラン2で4042.5円になり,NTT西日本の場合はプラン1が4452円,プラン2が3979.5円となる。なお,ユーザーはインターネット・サービス・プロバイダ(ISP)に支払うインターネット接続料が別に必要になる(8月30日発表)。