JSATとNTTコミュニケーションズ(NTT Com)は2004年8月4日,コンピュータウイルス対策用のパターンファイルやセキュリティーパッチを衛星回線経由で配信する「サイバーセキュリティネットサービス」(仮称)の試験サービスを,12月1日に開始すると発表した。試験サービスを経て,2005年4月の商用化を目指す。

 一般的に企業がセキュリティーベンダーからウイルス対策ファイルなどをインターネット経由で入手する場合,ウイルスの大量発生時には混雑のために入手が困難になる場合がある。こうしたことからJSATとNTT Comは,企業がインターネットの混雑の影響を受けることなく,衛星経由でウィルス対策ファイルなどを入手できる新サービスの商用化を目指すことにした(8月4日発表)。