米Cisco Systemsは2004年6月29日、インターネット・サービス・プロバイダ(ISP)や研究機関に提供する基幹ネットワーク用ルーターの新製品「Cisco CRS-1」を,2004年7月に発売すると発表した。CRS-1を使うと,ISPが提供中のサービスを中断せずに,ルーターのソフトウエアなどをアップグレードしたり,機能拡張ボードを追加できる。このためISPは,ネットワークの改良作業を効率的に行えるようになる。また、悪意のある第三者が特定のルーターに多くのパケットを送り付けてトラブルを起こす「DDos(Distributed Dos)攻撃」を自動的に遮断する「自己防衛機能」も備えた。CRS-1の市場価格は,約9380万円の見通しである(6月28日発表)。