電力会社系通信事業者の「パワードコム」は2004年6月1日,自社のインターネット接続サービス「POINT」のうち加入者系無線アクセス(FWA)を使うマンション向け定額サービス「光プラン/TEPCOひかり・無線アクセス」の加入者を対象に,「050番号」に対応したIP電話サービス「POINT Phone」を同日に開始したと発表した。ADSL(非対称ディジタル加入者線)やFTTH(Fiber To The Home)サービスを使う現行のPOINT Phoneの加入者との通話は無料で,NTT東西地域会社の加入電話の加入者とは3分間7.875円(税込み,昼間)で通話できる。

 「光プラン/TEPCOひかり・無線アクセス」では加入者宅の最寄りまで光アクセス回線を敷き,そこから5GHz帯の周波数を使うFWAによって各世帯と接続する。パワードコムはこれまでFWAによるIP電話の品質を検証していたが,050番号を取得できる品質が確認できたため,このたびサービスを開始した(6月1日発表)。