西日本旅客鉄道(JR西日本)とNTT西日本,NTTコミュニケーションズ(NTT Com),日本テレコムは2004年5月31日,山陽新幹線の主要駅など10駅において無線LANを使うインターネット接続サービス(無線LANインターネット)を4社共同で6~7月に順次開始すると発表した。6月7日から新大阪駅と新神戸駅でサービスを開始し,7月から姫路・岡山・福山・広島・新山口・小倉・博多の各駅でも開始する。また,大阪駅でもサービスを提供する予定だが,開始時期は未定である。

 JR西日本が駅構内などのサービス利用場所を提供し,そこにJR西日本グループの「西日本電気システム」とNTT西日本グループの「NTTネオメイト」が無線LAN基地局を設置して運用する。この基地局は共用型タイプで,NTT西日本(サービス名は「フレッツ・スポット」)と,NTT Com(同「ホットスポット」),日本テレコム(同「モバイルポイント」)が基地局を共用して,それぞれの無線LANインターネットサービスを提供する。これらの3社からみると,自社で提供している無線LANインターネットの利用エリアを拡大する形になり,利用料金などは現行の体系に準ずる形になる(5月31日発表)。