日経ニューメディアで既報の通り(2004年3月22日号参照),番組供給統括会社の「ジュピター・プログラミング」(JPC)とケーブルテレビ(CATV)統括運営会社の「ジュピターテレコム」(J-COM),住友商事,米Liberty Media Internationalの4社は2004年5月13日に,ビデオ・オン・デマンド(VOD)用のコンテンツを調達・供給するための新会社「ジュピターVOD」(本社:東京都新宿区,社長:荒木透氏)を設立した。資本金は1000万円で,JPCが48%,J-COMが32%,住商とLibertyがそれぞれ10%を出資した。

 新会社は今後,実証実験などを通じてビジネスモデルと事業性を検証し,2004年中の商用化を目指す。事業としては主に,(1)編成戦略の立案,(2)コンテンツ調達,(3)メタデータ(番組情報)の作成,(4)エンコーディング,(5)コンテンツ伝送などの業務を手がける予定である。また,VODサービスを導入したいCATV事業者を対象にしたソリューションサービスの提供も計画している(5月13日発表)。