電子情報技術産業協会(JEITA)は2004年5月12日,移動電話機(携帯電話機とPHS電話機)の3月の国内出荷実績と2003年度(2004年3月期)の累計出荷台数を発表した。このうち累計出荷台数は5101万5000台で,前年度に比べて15.4%増加した。5000万台を突破し,2000年度(5458万6000台)に次ぐ高水準となった。前年度比で出荷台数がプラスとなったのは3年ぶりである。

 一方,3月の移動電話機の出荷台数は476万6000台で,前年同月に比べて3.8%減少した。3カ月連続で前年実績を割り込んだが,2月の出荷台数(349万4000台)と比べると120万台以上増えており,JEITAは「単月の出荷台数としては高い数字」とした(5月12日発表)。