電子情報技術産業協会(JEITA)は2004年4月13日,移動電話機(携帯電話機とPHS電話機)の2月の国内出荷実績を発表した。移動電話機の総出荷台数は349万4000台で,前年同月に比べて3.8%減少し,1月に続いて2カ月連続の前年実績割れとなった。ただし,1月の総出荷台数が300万台を割り込んだのに対して,2月は350万台弱まで回復した。JEITAは「NTTドコモなどパケット通信料を引き下げるなど,第3世代移動通信サービスの充実が進んでいるため,今後は出荷台数が順調に増えていくだろう」とみている。

 出荷実績の内訳をみると,携帯電話機は347万5000台で,1月の出荷台数から54万台(18%)増加した。一方,PHSの出荷台数は2万台に減少した。これはJEITAが統計を取り始めた1999年4月以来,最低の出荷台数となる(4月13日発表)。